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和布刈公園

和布刈公園

2023/11/06

和布刈公園内のおすすめ観光スポット

和布刈(めかり)公園は九州の最北端の福岡県北九州市門司区、瀬戸内海国立公園の西端に位置し、門司城跡を擁する古城山(標高約175m)の一帯を整備した都市公園です。門司港レトロ地区からも近いです。総面積は37.1ha。広大な公園内には、関門海峡、関門橋、行き交う船を間近に望むウォーターフロントエリアもあります。

和布刈公園 第二展望台(夜景)

和布刈公園には、関門海峡と関門橋の絶景が一望できる「第二展望台」が整備されています。第二展望台からは門司港から下関(山口県)までの大パノラマが広がっています。日中はもちろん、ライトアップされた関門橋や市街地の灯りが彩る夜景は人気があります。

源平壇之浦合戦の壁画

また、第二展望台には、壇ノ浦の戦い(1185年)の様子が描かれた高さ約3m・長さ約44mの大きな壁画「源平壇之浦合戦」が設置されています。この壁画の原画は、和布刈公園の対岸に鎮座する赤間神宮(山口県下関市)の社宝「安徳天皇縁起絵図」を参考にして制作されたもので、有田焼の陶板(30cm×35cm)を約1400枚使用して表現されていて、日本で最大級の大きさの陶板壁画です。ちなみに有田焼とは、佐賀県有田町とその周辺地域で製造される磁器のことで、江戸時代(17世紀から19世紀半ば)は、伊万里焼と呼ばれていました。

壇ノ浦合戦の壁画(安徳天皇と二位尼)

平家の敗北が決定的になると、二位尼(平清盛の妻、安徳天皇の祖母)は入水を決意し、安徳天皇(8歳)を慰める場面

壇ノ浦合戦の壁画(建礼門院)

安徳天皇を追って海中へ身を投げた建礼門院(平清盛の娘、安徳天皇の母)が源氏の武士に救われる場面。

壇ノ浦合戦の壁画(義経の八艘跳び)

平家の猛将 平教経に追われて、源義経が八艘の船を次から次と跳んで平家の攻撃をかわしている場面。この様子は「義経の八艘跳び」として語り継がれています。

ノーフォーク広場

ノーフォーク広場は、北九州市の姉妹都市である米国バージニア州ノーフォーク市の海浜公園をイメージして整備された広場で、ノーフォーク市の市章と地図をモチーフとした錨のモニュメントが設置されています。ノーフォーク広場と対岸の壇ノ浦の間は、関門海峡の最狭部で幅約 600mです。潮流が最高10ノットに達する航行の難所で,壇ノ浦の古戦場としても有名です。広場には関門海峡が眺められるようにたくさんのベンチが設置されていて、関門海峡を行き交う船を見ることができます。また、ノーフォーク広場から関門橋の下を通って潮見鼻公園までの約1kmの区間は、観潮遊歩道が整備されているので、潮騒を聞きながら川のように流れる潮の流れを見るのもおすすめです。関門海峡は、鳴門海峡、来島海峡と並び日本三大急潮流のひとつです。

レトロライン(ノーフォーク広場)

門司港レトロ観光線(愛称:潮風号)*は、門司港と和布刈公園の間2.1kmを走る観光トロッコ列車です。最高速度15km/hと日本一遅い鉄道で、ゆっくりと走るので門司港レトロ地区や関門海峡の景色をたっぷり見られます。和布刈公園内には、ノーフォーク広場駅と終着駅の関門海峡めかり駅の2駅があって、第二展望台にアクセスしたいならノーフォーク広場駅下車、和布刈神社や関門トンネル人道にアクセスしたいなら関門海峡めかり駅下車が便利です。定期運行は、土日休日(年末年始除く、通年)です。九州鉄道記念駅から関門海峡布刈駅間までの乗車時間は10分。10時から17時まで40分の間隔で1日11往復しています。21時までの夜間運行日(6往復)もあります。

*ネーミングライツ制度により、門司港レトロ観光線は北九州銀行レトロラインとして知られています。

関門海峡めかり駅(カフェ オハフ33)

関門海峡めかり駅前には、ステンレス電気機関車「EF30 1」と客車「オハフ33 488」が静態保存されていいます。オハフ33 488は、かんもん号という愛称があり、休憩所兼カフェとして活用されています。カフェの名前は「オハフ33」です。(現在カフェは閉鎖中)

和布刈公園 タコ山

鉄道車両静態保存(かんもん号)の西側に、「タコ山」と呼ばれる日本最大級のタコの形をした公園遊具が設置されています。ちなみに、北九州市はタコが特産で、関門海峡のタコは、関門海峡の速い潮流にもまれて育つため、身が引き締まっていて、とても美味しいと評判です。また、タコ山の周辺は芝生が広がっていて、ここから関門海峡が一望できます。

和布刈神社

関門海峡めかり駅から徒歩で6分、和布刈公園の西端に和布刈神社が鎮座しています。和布刈公園の和布刈は、「ワカメを刈る」という意味があって、和布刈神社に由来します。社伝によれば、西暦200年に創建されたと伝わっています。詳細については「和布刈神社」の項で解説しています。

関門トンネル人道

和布刈神社のすぐ近くに関門トンネルの歩行者専用のトンネル入口が設置されていて、関門海峡の海底を歩いて渡ることができます。10分程度で下関の観光名所の「みもすそ川公園」(壇ノ浦古戦場跡)に出られます。詳細については「関門トンネル」の項で解説しています。

 

和布刈公園までのアクセス

羽田空港(東京)から北九州空港まで約1時間50分。北九州空港からJR小倉駅まで西鉄バスで約35分。

JR新大阪駅からJR小倉駅まで新幹線で約2時間20分。

JR小倉駅から鹿児島本線(門司港駅行き)で約15分、JR門司港駅下車、徒歩20分。

あるいはJR門司港駅で北九州銀行レトロ電車に乗り換えノーフォーク広場駅下車、または西鉄バス(和布刈行き)和布刈公園前下車、すぐ。

 

この記事を書いた人

どもども

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