ゴジラ岩(男鹿半島)
昼間は小動物、夕方になると怪獣に見える男鹿半島の「ゴジラ岩」を見てきたよ!夕日と夕焼け雲を重ねた火を噴くゴジラが人気です!
秋田県・男鹿半島の南端、男鹿市の潮瀬崎には怪獣ゴジラの姿に似た岩があります。赤く染まった空に、夕日に照らされたシルエットが、火を噴くゴジラのように見えるので「ゴジラ岩」と呼ばれています。火を噴くゴジラが見られるベストシーズンは、4月中旬と10月中旬の夕暮れ時です。
昼間は「ミーアキャット岩」に見えると評判です。
潮瀬崎には奇岩がとても多く、まるで自然の美術館のようです。ゴジラ岩以外にも「ゴジラの尻尾岩(しっぽいわ)」、「ガメラ岩」など、いろいろな奇岩があります。
館山崎には「ろうそく岩」と呼ばれている岩石があります。50年以上前は、上部に頭の形をした岩石があったので「観音岩」と呼ばれていましたが、雨風の作用で頭の部分が取れてしまいました。「ろうそく岩」の近くには、火山の熱水で緑色に変色した「グリーンタフ」と呼ばれる火山灰が固まった巨大な岩石が見られます。潮瀬崎と館山崎の間は車で5分程度の距離です。
男鹿半島の南磯には「鵜ノ崎海岸」と呼ばれる1.5kmの美しい海岸があります。「日本の渚・百選」にも登録されています。ゴジラ岩のある潮瀬崎から鵜ノ崎海岸まで車で15分程度のところです。鵜ノ崎海岸は、潮が引くと沖合200m先まで続く浅瀬が現れて、磯遊びの人たちで賑わっています。この浅瀬は波の浸食によってデコボコしているので、男鹿半島周辺の神事芸能「なまはげ」(鬼の姿をした神様の使い)にちなんで、「鬼の洗濯板」と呼ばれています。
「鬼の洗濯板」には「小豆岩」と呼ばれる大小の丸い岩石が転がっています。大きいものでは小学生より大きい小豆岩もあります。丸い形が愛らしく見えるので「おぼこ岩」とも言われます。「おぼこ」とは、秋田の方言で「赤ちゃん」とか「小さい子」という意味があります。「小豆岩」は泥とカルシウムやマグネシウムを含む鉱物がまじった硬い岩石で、通常は海面から頭だけ出ているので目立ちませんが、春の大潮の時期には「小豆岩」全体を見ることができます。まわりの軟らかい地層だけが浸食されて、硬い岩石だけが残りました。
ゴジラ岩までのアクセス
【鉄道】
JR東京駅からJR秋田駅まで東北新幹線秋田行き(秋田新幹線)で約4時間。JR秋田駅でJR奥羽本線・JR男鹿線に乗り換えてJR男鹿駅まで約50分、JR男鹿駅下車。男鹿駅バス停から帆掛島バス停まで路線バスで約30分, 帆掛島バス停下車、徒歩約5分。
【飛行機】
羽田空港から秋田空港まで約1時間。秋田空港から秋田駅まで空港リムジンバスで約40分。
記事にコメントするにはログインが必要です