赤目四十八滝・忍者の森
忍者になりたい人に大朗報!手裏剣の投げ方から水の上の歩き方まで、三重県の山の中で忍者の修行ができるよ!
三重県西部の伊賀地方は「伊賀忍者」の本拠地です。伊賀地方と山を1つ越えた滋賀県南部を本拠地とする「甲賀(こうか)忍者」と並んで忍者の中でも有名な流派の1つです。
「忍者の森」は、三重県名張市の「赤目四十八滝(あかめしじゅうはちたき)」の麓にある伊賀忍者の修行体験ができる忍者村(忍者の里)です。「忍者の森」では忍者衣装のレンタルもできます。
「赤目四十八滝」は、戦国時代(16世紀)、伊賀忍者の祖・百地丹波(ももちたんば)が忍術の修行をしていたところです。百地丹波はアメリカのワシントンDCにある「国際スパイ博物館」でもスパイの祖として扱われるほどの忍者です。
百地丹波が修行中に不動明王が赤い目の牛に乗って現れたという伝承が残っているので、この周辺の地域は「赤目」と呼ばれるようになったといわれています。
赤目四十八滝の入口に「日本サンショウウオセンター」があります。赤目四十八滝の渓谷に棲息している国の特別天然記念物の「オオサンショウウオ」が飼育展示されています。「忍者の森」の修行者は無料で入館できます。
屋敷に忍び込むための忍術が「侵入の術」です。ロープにまたがり足をひっかけて、もう一方の足でバランスをとりながら前に進みます。
直径約65㎝の浮力のある履物を使って水の上をアメンボのように渡る忍術が「水蜘蛛の術」です。赤目四十八滝の渓谷を流れる滝川にロープを張って幅約10mの川を渡ります。
敵に見立てた木の人形に目がけて鉄製の手裏剣を投げます。忍者が手裏剣を投げる時は正しくは「投げる」ではなく「打つ」といいます。「手裏剣の術」の心得には、「迷わず打つべし! 目を離さず打つべし! 外せば死ぬだけ!」とあります。
すべての修行がクリアすると赤目流伊賀忍者の「免許皆伝の書」が授与されます。
赤目四十八滝までのアクセス
東京から
JR東京駅からJR名古屋駅まで東海道新幹線で約1時間40分。JR名古屋駅で近鉄名古屋線(特急)に乗り換えて近鉄名古屋駅から近鉄名張駅まで約1時間25分。近鉄名張駅から近鉄大阪線(急行)に乗り換えて近鉄赤目口駅まで約5分。近鉄赤目口駅から徒歩3分。
大阪から
JR大阪駅からJR鶴橋駅までJR大阪環状線で約20分。JR鶴橋駅で近鉄大阪線(快速急行)に乗り換えて近鉄鶴橋駅から近鉄赤目口駅まで約1時間。
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