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羅臼沖でネイチャークルーズしているイラスト

羅臼(ネイチャークルーズ)

2021/03/21

北海道の羅臼の海でネイチャークルーズに乗船してみた!冬は流氷&バードウォッチングに夏はイルカ&クジラウォッチングが楽しめるよ!知床半島と国後島の大パノラマは圧巻でした!

北海道の羅臼町は知床半島の東側に位置しています。羅臼沖の根室海峡は、観光船に乗って世界自然遺産の知床半島と北方領土の国後島の壮大な景観を眺めながら、夏はシャチやクジラ、イルカなどの鯨の仲間を、冬はオオワシ、オジロワシなどの希少な鷹の仲間とシベリアから押し寄せる流氷を観察できるネイチャークルーズが楽しめます。羅臼港から観光船が就航しています。

根室海峡イラストマップ 

根室海峡は北海道の東岸と国後島との間にある海峡です。知床岬と国後島のルルイ岬の間約 70kmを結ぶ海域を北口と呼び ,納沙布岬と国後島のケラムイ崎の間約 35kmを結ぶ海域を南口と呼んでいます。

オホーツク海の食物連鎖図

毎冬、たくさんの流氷がシベリアからオホーツ海に押し寄せ、流氷と一緒にプランクトンも運ばれて来ます。春になり、日射量が増えるとプランクトンが増え、そのプランクトンを食べるために魚が集まり、その魚を食べるために羅臼の沖では、毎年春から秋にかけてシャチやクジラ、イルカがやって来ます。

羅臼沖でオオワシ・オジロワシのバードウォッチングしているイラスト

毎年2月から3月にかけて、国の天然記念物のオオワシやオジロワシが越冬するために流氷と一緒にオホーツク海沿岸の北海道までやって来ます。オホーツク海は流氷が見られる南限ですが、知床半島の西側のウトロは地形的に流氷が留まりやすく流氷密度が高いので、オオワシやオジロワシはエサを捕ることができず、流氷密度が低い根室海峡の羅臼沖でエサを捕っています。流氷の時期は、流氷と一緒にオオワシやオジロワシのバードウォッチングが楽しめます。

クジラの見える丘公園でホエールウォッチングしているイラスト

羅臼には、陸からでもマッコウクジラの潮吹きがわかるという「クジラの見える丘公園」があります。マッコウクジラは水深2000m以上の深海を潜って捕食活動を行っているといわれているので、陸地近くに深海がないと陸からマッコウクジラを眺めることができませんが、羅臼沖の北口中央部は水深2400m以上あるので生息することができます。「クジラの見える丘公園」を訪れる時は、双眼鏡を用意してください。8月の晴天の日がおすすめのようです。クジラの潮吹きが確認できなくても、晴れていれば北方領土の国後島の壮大な景観が眺望できます。

 

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どもども

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