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飯盛山 白虎隊 お城が燃えている

白虎隊の自刃の地 飯盛山

2019/12/03

会津藩の白虎隊のことがもっと知りたいので、福島県の飯盛山をハァハァ言いながら170段の石段を登りました!

飯盛山は福島県の会津若松市の中心街から東へ約2㎞に位置する小さな山です。ご飯を盛ったような山の形をしているので、飯盛山と呼ばれるようになりました。「白虎隊」の自刃の地としてとても有名です。

飯盛山 白虎隊 鶴ヶ城

1868年、徳川幕府が朝廷に政権を返した後、 旧幕府軍と新政府軍による戊辰戦争が勃発しました。白虎隊は、戊辰戦争の時に会津藩の16歳から17歳の武家の少年たちで構成された旧幕府軍の部隊です。白虎隊は新政府軍と戦いますが、敗走して飯盛山に逃れました。飯盛山から鶴ヶ城周辺の武家屋敷が燃えているのを落城したと錯覚して、20人の少年たちが飯盛山で自刃しました。(自刃したものの1人は奇跡的に命をとりとめて、白虎隊は後世に広く知られるようになりました)

飯盛山 石段 エスカレーター

飯盛山の170段の石段を登ると自刃した白虎隊士19人の墓があります。(石段の脇には有料の自動エスカレータもあります)

飯盛山 白虎隊慰霊祭

毎年4月24日と9月24日、飯盛山で「白虎隊慰霊祭」が行なわれます。白虎隊士の墓前で、会津高校の生徒たちによる「白虎隊剣舞」が奉納されます。

飯盛山 サザエ堂 栄螺堂

飯盛山に建つ「サザエ堂」は、18世紀末頃に白虎隊士の墓守をしている飯盛家が建立した三層構造の仏堂です。高さは16.5mで建物内には階段はなく、二重螺旋のスロープになっている独特の建物です。右回りの上りスロープと左回りの下りスロープで構成されていて、上りの人と下りの人がすれ違うことがないようになっています。螺旋構造や外観がサザエに似ているので「サザエ堂」と呼ばれています。国の重要文化財に指定されています。

飯盛山 白虎隊 戸ノ口堰洞穴

猪苗代湖の水を会津地方に引くために掘られた用水トンネルで「戸ノ口堰洞穴(とのぐちせきどうけつ)」と呼んでいます。戦いに破れた白虎隊士が鶴ヶ城を目指して、長さ約150mの用水トンネルを潜って飯盛山まで逃れました。会津の人は小学生になると堰の水を止めてトンネルの通り抜けを体験します。

飯盛山 白虎隊 記念館 資料館

飯盛山の参道入口には白虎隊にまつわる記念館や資料館があります。

飯盛山 白虎隊 会津藩 滝沢本陣

飯盛山の麓には、戊辰戦争で会津藩の藩主松平容保が白虎隊士に出撃命令を下した「滝沢本陣」が残っています。建物内は今でも戊辰戦争の時の弾痕が残っていて、戦いの激しさがよくわかります。国の重要文化財に指定されています。

 

飯盛山までのアクセス

JR東京駅からJR郡山駅まで東北新幹線で約1時間20分。JR郡山駅で磐越西線(快速)に乗り換えてJR会津若松駅まで約1時間20分。JR会津若松駅下車。若松駅前バス停から飯盛山下バス停まで路線バスで約5分。

 

この記事を書いた人

どもども

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