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ホーム > トラベルマガジン > 山形県 > 樹氷ができるための3つの条件とは?

樹氷のイラスト

樹氷ができるための3つの条件とは?

2022/02/25

 

樹氷を目当てに観光客が世界中から蔵王にやって来る!

 

山形県宮城県の県境に位置する蔵王の冬の風物詩が「樹氷」です。樹氷は、世界の中でも蔵王連峰、八甲田山(青森県)、森吉山(秋田県)など、日本でもごく限られた地域だけしか見られない自然の芸術作品です。氷雪に覆われた造形が怪獣のように見えるので「アイスモンスター」や「スノーモンスター」と呼ばれています。

図解 樹氷の仕組み

樹氷の芯になる部分は「アオモリトドマツ」と呼ばれる針葉樹です。この針葉樹が自生していないと樹氷はできません。また、単に樹木に着雪しただけでは樹氷とは呼びません。冷たく湿った空気(0℃以下でも凍らない過冷却された水蒸気、雲粒と呼ばれる)が風によって樹木にぶつかり、空気中の水分が一瞬に氷となって樹木に付着するのが樹氷です。この繰り返しと着雪が加わって樹氷はどんどん大きくなっていきます。ちなみに、樹氷でも過冷却された水蒸気が昇華して着氷しただけのものを「エビのシッポ」(海老の尻尾の形をしている)と呼び、着氷と着雪が繰り返して大きくなったものを「アイスモンスター」と呼んで区別しています。樹氷の見頃は1月下旬から3月上旬で、風速10m/s~ 20m/sの北西の風と平均気温が-10℃から-15℃の気象条件で樹氷は最も大きく成長します。

蔵王温泉街からロープウェイに乗って「樹氷原」に向かっているイラスト

山形県側から樹氷を見るには、蔵王温泉街からロープウェイに乗って頂上へ向かいます。途中、眼下には「樹氷原」と呼ばれるたくさんの樹氷が広がっていて、樹氷を見ながらの空中遊覧が楽しめます。

蔵王山頂駅の展望台から樹氷原の樹氷を眺めているイラスト

山頂にある駅舎(蔵王山頂駅)は展望台が設置されていて、360度の広大な樹氷原を一望できる人気の撮影スポットです。

宮城県側から雪上車で樹氷原へ向かっているイラスト

宮城県側からは雪上車で樹氷原へ向かいます。

 

この記事を書いた人

どもども

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