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新潟から佐渡まで高速船で100分かかるけど、たらい舟を上手に漕げると調子に乗ってそのまま漕いで帰りたくなる、佐渡観光あるあるの巻

2019/04/26

 

佐渡島といえば、たらい舟。たらい舟に乗りたくて全国から佐渡へ訪れる人もいるくらい超有名な円い形をした小舟です。

このページでは、超有名で大人気のたらい舟についてまとめました。

もともと、たらい舟はサザエやアワビ、タコやワカメを獲るための、佐渡でも小木海岸だけしか見られない漁師の小舟で、現在も漁で使われています。

小木海岸は岩礁が複雑に入り組んでいて従来の小舟では漁ができないので、洗濯桶を改良して舟底が浅く小回りの利いた「たらい舟」が考案されました。

佐渡島名物のたらい舟は小木港と矢島経島で乗船体験ができます。

体験用のたらい舟は実際に漁で使われるたらい舟よりも一回り大きく、大人が11名乗っても沈まない構造になっています。

船頭さんが漕ぐとたらい舟は簡単に進みますが、漕ぐには技術が必要で力任せに漕いでもたらいがただクルクル回るだけです。

たらい舟を前に進めるには数字で8の字を櫓で漕ぎ、後方へ下がるときは漢字の八の字を書くように漕ぎます。

佐渡には、たらい舟にまつわる悲しい民話があります。

佐渡の漁師の娘・お弁は、越後の柏崎から来た船大工の藤吉と恋に落ちますが、佐渡での仕事が終わった藤吉は佐渡へ来なくなると、お弁は藤吉に逢うために、たらい舟を漕いで夜な夜な柏崎へ来るようになります。藤吉も最初は喜んでいましたが、妻子がいる藤吉は次第にお弁を疎ましく感じるようになり、藤吉はこれ以上来てほしくはないと灯台の灯りを消してしまいます。目印を見失ったお弁は遭難してしまい帰らぬ人となってしまいました。お弁を死なせてしまった藤吉はとても後悔して、後を追って海に身を投げて命を絶った、という内容で、浪曲「佐渡情話」ではこの悲恋が唄われています。

2007年、この浪曲「佐渡情話」にちなんだイベントが開催されました。20代の3人の島娘が1艘ずつ佐渡島の小木港から対岸の柏崎港まで、約60キロを19時間かけてたらい舟を漕いで渡ったということで話題になりました。

たらい舟の乗船体験ができる小木海岸の入り江に「矢島経島」という二つの島が浮かんでいます。

『平家物語』によると、平安時代末期、京都御所では毎晩のように黒煙と不気味な鳴き声を出す怪物が出現し帝がうなされて気絶するという事件が起きます。そこで源頼政に怪物退治の勅命が下ると、源頼政は弓矢で怪物を射止め退治しました。

この怪物は「鵺(ヌエ)」と呼ばれ、顔は猿、体は狸、手足は虎、尾は蛇という姿をしていたそうです。

このとき、源頼政が使った矢の竹がこの島の産地であることから「矢島」と呼ばれるようになりました。

「経島」は、佐渡に流罪となった日蓮聖人の放免状を携えた弟子の日朗が嵐に遭い漂着した島で、嵐が治まるまで一晩読経して夜を明かしたことから「経島」と名付けられたそうです。

二つの小さな島は、色鮮やかな赤色の太鼓橋でつながっていて、たらい舟に乗りながら、美しい島の景色も堪能できます。

 

この記事を書いた人

どもども

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