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桃太郎神社の桃型鳥居のイラスト

桃太郎神社

2021/05/21

『桃太郎』の聖地巡礼!愛知県の桃太郎神社は神社なのに、独特な世界観で『桃太郎』伝説を紹介しているよ!

桃太郎』伝説といえば岡山県が最も有名ですが、愛知県岐阜県にまたがる木曽川中流域にも『桃太郎』伝説が残されています。

木曽川周辺に伝わる『桃太郎』によれば、愛知県犬山市の「桃太郎神社」は、物語のお爺さんとお婆さんが住んでいたところで、鬼退治から戻ってきた桃太郎は、お爺さんとお婆さんが亡くなると、近くの山に籠って二度と姿を現すことはなかったといわれています。また、次第にこの山は桃の形に似てきたので、「桃山」と呼ばれるようになり、その麓に桃太郎を祀る神社を造ったのが桃太郎神社の起源といわれています。桃太郎神社の鳥居は、桃太郎にちなんだ全国的にも珍しい桃型鳥居が置かれています。

桃太郎神社(浅野祥雲作・赤鬼のコンクリート像のイラスト)

境内には、『桃太郎』伝説の名場面を浅野祥雲が制作したコンクリート製のオブジェ約20体で再現されています。(浅野祥雲の作品は、桃太郎神社以外にも「関ヶ原ウォーランド」(岐阜県関ケ原町)や「五色園」(愛知県日進市)などでも鑑賞できます)

桃太郎神社(浅野祥雲作・鬼のコンクリート像のイラスト)

桃太郎や鬼たちの奇抜なオブジェに囲まれている境内は、普通の神社ではない独特な雰囲気が醸し出されています。さながらテーマパークのようです。

桃太郎神社(浅野祥雲作・桃から生まれた桃太郎のコンクリート像のイラスト)

木曽川周辺には『桃太郎』伝説を裏付けるような地名が多く残されています。

木曽川の『桃太郎』では、御婆さんが大きな桃を拾ってきた川が木曽川といわれていて、桃太郎が、可児川(木曽川水系)に浮かぶ島「鬼ヶ島」(岐阜県可児市)に棲む鬼を退治するために、犬山(現・犬山市)出身の「犬」、猿洞(現・犬山市)出身の「猿」、雉ヶ棚(現・犬山市)出身の「雉」を引き連れて鬼ヶ島へ向ったといわれています。

桃太郎神社(浅野祥雲作・鬼ヶ島から帰還した桃太郎一行と宝車のコンクリート像のイラスト)

途中で桃太郎と鬼が取っ組み合いをしたところが「取組」(現・坂祝町)、鬼ヶ島へ舟で渡っている桃太郎を鬼が見つけたところが「今渡」(現・岐阜県可児市)、桃太郎が鬼から奪った宝物を積み上げたところが「宝積寺」(現・岐阜県各務原市)など、桃太郎に関わる地名が多く残っています。

桃太郎神社(浅野祥雲作・優しい鬼のコンクリート像のイラスト)

桃太郎神社の境内には宝物館があります。「鬼の珍宝」など、桃太郎や鬼に関したB級感漂う資料が多く展示されています。

 

桃太郎神社までのアクセス

東京から

JR東京駅からJR名古屋駅まで東海道新幹線で約1時間30分。

大阪から

JR新大阪からJR名古屋駅まで東海道新幹線で約50分。

 

JR名古屋駅で名鉄名古屋駅に乗り換えて、名鉄名古屋駅から名鉄犬山遊園駅まで約40分。名鉄犬山遊園駅下車、タクシーで約5分。

 

この記事を書いた人

どもども

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