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ねぶた祭(ねぷた祭)のイラスト

ねぶた(ねぷた)

2021/08/11

ご注意下さい!青森市の人や弘前市の人の前で「ねぶた」と「ねぷた」を言い間違えるとかなりヤバイことになるようです!

「ねぶた」は、毎年7月から8月の間、青森県の各地で旧暦7月7日の七夕行事として行われている夏祭です。巨大な灯籠を山車(=ねぶた)に乗せて練り歩く華やかなお祭りです。特に青森市の「ねぶた祭り」は、毎年200万人以上の人出があって、宮城県仙台市の七夕祭り秋田県秋田市の竿燈(かんとう)祭りと並んで東北三大祭りのひとつです。青森県内でも地域によって「ねぶた(nebuta)」「ねぷた(neputa)」と呼び方が異なりますが、青森市の「ねぶた祭り」(開催期間:8月2日から8月7日)と弘前市の「ねぷたまつり」(開催期間:8月1日から8月7日)は国の重要無形民俗文化財に指定されています。

青森「ねぶた祭」と弘前「ねぷた祭」と五所川原「立佞武多」を比較したイラスト図

「ねぶた」は人形型で、「ねぷた」は扇型と言われることがありますが、形状の違いによって呼び方が異なるわけではなく、訛りによる違いだけのようです。五所川原市の「立佞武多(たちねぷた)」は、高さが20m超の巨大な山車が有名で、「青森ねぶた祭」「弘前ねぷたまつり」と並んで「青森三大ねぶた」のひとつです。毎年8月4日から8月8日まで開催しています。「ねぶた」と言っても、地域によって灯籠の形状や踊り、お囃子のテンポが異なるので、その違いを楽しむのも祭りの醍醐味です。

青森ねぶたと跳人のイラスト

「青森ねぶた祭り」では「跳人(ハネト)」と呼ばれる踊り手がねぶたの周りをお囃子に合わせて元気よく飛び跳ねます。

青森ねぶた祭(海上運行のイラスト)

ねぶたの語源は眠気に由来しています。東北地方を中心に古くから秋の収穫前に労働の妨げとなる眠気を厄災のひとつと考えていて、旧暦7月7日の七夕行事に灯籠に託して厄災や穢れを河川や海に流して追い払う「眠り流し」が行われています。「青森ねぶた祭り」の海上運行は「眠り流し」の名残です。8月7日夜、大型ねぶたを台船に乗せて花火と共演しながら青森港内を海上運行します。

金魚ねぶた(津軽錦)のイラスト

「金魚ねぶた」は人形型ねぶたの源であると言われています。昔から「幸福をもたらす金魚」として喜ばれていた「津軽錦」と呼ばれる金魚の灯籠です。ねぶた祭りのお土産としてとても人気があります。

 

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どもども

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