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弘前公園(弘前城のイラスト)

弘前公園

2021/08/18

弘前公園と言えば、東北で唯一の現存天守がある弘前城と日本一の「桜まつり」です。満開の桜、花びらが舞い散る桜吹雪、お濠の水面に覆い尽くす花筏の光景は絶景すぎる!

弘前公園は青森県弘前市にある公園です。弘前公園には「鷹揚(おうよう)公園」という雅号があって、1908年に当時皇太子だった大正天皇が来園された時に命名されました。鷹揚とは、鷹が悠然と空を飛ぶように小さなことにもこだわらないでゆったりとしている様子を意味しています。園内には、弘前藩2代藩主の津軽信枚(つがるのぶひら)が、1611年に築城した「弘前城」の天守や櫓、城門が現存していて、「日本の歴史公園100選」にも選ばれています。ちなみに、17世紀の初頃まで、弘前は鷹岡と呼ばれていたので、弘前城の別名は「鷹岡城」です。

弘前公園 桜祭り 花吹雪と花筏

弘前公園の桜吹雪のイラスト

弘前公園 散った花びらがお濠の水面を覆い尽くす花筏

弘前公園の桜は全国的にも有名で、桜の三大名所と夜桜の三大名所の両方に選ばれているのは弘前公園だけです。毎年4月下旬から、園内では「弘前 さくらまつり」が開催されます。毎年約200万人が楽しむ日本一の桜祭りです。明治時代から桜の植樹が行われていて、現在では約2600本を数えるまでになりました。満開に咲いた桜はもちろん、桜の花びらが吹雪のように舞い散る「桜吹雪」、散った花びらがお濠の水面を覆い尽くす「花筏(はないかだ)」の光景はとても美しく、『死ぬまでに行きたい!世界の絶景』にも選ばれています。

弘前城

弘前城天守(弘前城史料館)のイラスト

江戸時代の天守、3棟の櫓、5棟の城門が遺されていて、いずれも国の重要文化財です。天守の内部は史料館として公開されていて、弘前城の歴史がわかりやすいように展示されています。

弘前公園の絶景 桜と弘前城と岩木山

弘前城と岩木山(津軽富士)と桜並木のイラスト

岩木山は、山容が富士山に似ているので津軽富士と呼ばれています。弘前城の天守から眺める岩木山は雄大で、お花見の季節では桜と岩木山の組み合わせは特に素晴らしいと評判です。

弘前公園 菊と紅葉まつり

弘前公園(菊人形)のイラスト

毎年10月下旬、弘前公園では「弘前城 菊と紅葉まつり」が開催されます。園内では、紅葉を眺めながら菊で造られた五重塔や菊人形などの展示物が鑑賞できるほかに、津軽三味線のライブなどのイベントが目白押しです。日没になると弘前公園内の至るところでライトアップされて、木々が色鮮やかに映し出されています。

津軽錦絵 大回廊

津軽錦絵大回廊(津軽絵、鏡絵(武者画)、見送り絵(美人画))のイラスト 

毎年2月中旬、弘前公園では「弘前 雪燈籠まつり」が開催されます。園内には、雪灯籠、雪像、雪だるまなどが並び、前年の「弘前ねぷた祭」に出陣した「ねぷた」の鏡絵(武者画)や見送り絵(美人画)を再利用した「津軽錦絵 大回廊」が設けられます。錦絵とは、多色摺りの木版画のことで、浮世絵のひとつです。

津軽藩ねぷた村

津軽藩ねぷた村(津軽三味線)のイラスト

弘前公園に隣接して、「弘前ねぷた」をテーマにした体験型の観光施設「津軽藩ねぷた村」があります。津軽藩ねぷた村では、通年で大きな「扇ねぷた」(扇型灯籠)が展示されていて、また、津軽三味線の生演奏も聴くことができます。「金魚ねぷた」(金魚型灯籠)や「津軽こけし」(木製の人形玩具)など、津軽地方の伝統工芸品の制作や絵付け体験ができます。

藤田記念庭園

藤田記念庭園のイラスト

弘前公園に隣接する「藤田記念庭園」は、弘前出身の実業家・藤田謙一の別邸として大正時代に造られた日本庭園です。岩木山を借景した洋風庭園と池泉回遊式の日本庭園が楽しめます。

 

弘前公園までのアクセス

【鉄道】

JR東京駅からJR新青森駅まで東北新幹線で約3時間20分。JR新青森駅でJR奥羽本線に乗り換えて、JR弘前駅まで特急列車で約30分。JR弘前駅下車、弘前駅前バス停から市役所前公園入口バス停まで路線バスで約10分。

【飛行機】

羽田空港から青森空港まで約1時間15分。青森空港から弘前駅まで空港連絡バスで約30分。

 

この記事を書いた人

どもども

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