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竜飛岬(龍飛崎灯台)のイラスト

竜飛岬

2023/03/09

 本当にびっくり仰天の風の強さでした!風が強くて寒くて夏でも「津軽海峡冬景色」の気分でした!

龍飛崎(竜飛岬)は、津軽半島の最北端、津軽海峡に突き出た岬で、青森県外ヶ浜町に位置しています。三方が海に囲まれているので、一年中いつも風が強いことでも有名な岬です。龍飛崎にはいくつかの海景ポイントがありますが、もっとも人気があるのが龍飛埼灯台です。灯台がある展望台から津軽海峡の雄大なオーシャンビューを楽しむことができ、晴れた日には北海道の松前半島などを見渡すこともできます。対岸の北海道の白神岬まで約19kmで、海底には青函トンネルが通っています。

『津軽海峡冬景色』の歌謡碑

竜飛岬 石川さゆり「津軽海峡冬景色」の歌謡碑のイラスト

龍飛崎は、石川さゆり様が唄った『津軽海峡冬景色』の地で、荒海をかたどった歌謡碑があります。歌謡碑にあるボタンを押すと『津軽海峡冬景色』の曲が大音量で流れます。

『津軽海峡冬景色』は、1977年にリリースされて大ヒットした演歌で、東京から夜行列車で雪深い青森駅を降り、北海道行きの青函連絡船に乗って津軽海峡を望む女性の冬の情景を歌った曲です。ちなみに、青森港の青函連絡船メモリアルシップ「八甲田丸」の付近にも『津軽海峡冬景色』の歌謡碑があります。

青函トンネル記念館 (青函トンネル竜飛斜坑線)

竜飛岬 青函トンネル記念館「竜飛斜坑線 もぐら号」のイラスト

青函トンネル記念館は、北海道と本州を結ぶ世界最大の海底トンネル「青函トンネル」について学ぶことができます。「青函トンネル竜飛斜坑線 もぐら号」に乗り込んで海面下140mの世界を体験できる「体験坑道」がおすすめです。

日本で唯一の歩行者専用の国道「階段国道」

国道339号 階段国道案内図

竜飛岬の竜飛灯台付近から 海沿いの竜飛漁港付近までの急峻な崖を結んでいる約388mの区間は国道339号に指定されていますが、自動車もバイクも通ることができません。「階段国道」と呼ばれていて、362段の階段がある日本で唯一の歩行者専用の道路です。

国道339号(階段国道)のイラスト

道路整備をする予定で国道に指定されましたが、高低差70m、民家が密集という条件に阻まれて階段部分が改良されないまま時が過ぎ、やがて「階段国道」の存在が有名になって、そのまま観光地化したほうが良いということになり、現在に至ります。

太宰治が宿泊した旅館(現 龍飛岬観光案内所)

龍飛岬観光案内所(龍飛館)のイラスト

1944年、小説『津軽』を書くために太宰治は津軽地方を旅行します。太宰治が宿泊した旅館「旧奥谷旅館」は、龍飛岬観光案内所(龍飛館)として利用されています。太宰治が宿泊した部屋が見学できます。

源義経の『北行伝説』ゆかりの巨岩「厩石」

厩石のイラスト

龍飛崎には、平泉(岩手県)から逃げて来た源義経が、荒れ狂う海を前に観音菩薩に祈っていると三頭の龍馬(羽がついた馬)が現れて北海道へ渡ったという源義経の『北行伝説』が伝わっていて、その伝説にまつわる「厩石(まやいし)」と呼ばれる巨岩があります。地名である「三厩(みんまや)」は、この『北行伝説』から由来されています。『北行伝説』とは、自害したはずの源義経が、実は平泉から密かに脱出して八戸(青森県)で十年ほど暮らしていて、義経を匿っていた藤原氏が鎌倉幕府によって滅ぼされると北上して竜飛岬から北海道に渡り、北海道ではアイヌの神として崇められ、さらには樺太、モンゴルへと移って成吉思汗(チンギス・ハーン)になったという北海道・東北地方に伝わる民話です。

 

この記事を書いた人

どもども

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