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日本三大峡谷の清津峡は大秘境なのに老若男女がお手軽に見学できるその理由とは?新潟県十日町から

2019/04/25

 

清津峡は、新潟県十日町市、信濃川の支流である清津川が形成した全長約13キロの大峡谷です。上信越高原国立公園内にあり、黒部峡谷(富山県)、大杉谷(三重県)ともに日本三大渓谷のひとつに数えられています。国の名勝および天然記念物にも指定されています。

清津峡は、ただ壮観な渓谷美だけではなく、清津川を挟んだ大きな岸壁がV字形の峡谷をつくり、美しい柱状に割れた柱状節理の岩肌は、学術的にもとても貴重です。

清津峡の入口には清津峡温泉という温泉街があり、山あいにひっそりとたたずんでいて秘境感が漂っています。春の緑、夏の清流、秋の紅葉、冬の雪と四季折々の景色が楽しめますが、特に秋の紅葉の時期がとても人気があります。

渓谷には全長750m(往復1500m)の歩行者専用の「清津峡渓谷トンネル」が整備されています。トンネルの入り口は、清津峡の特徴である「柱状節理」を模した作りになっています。トンネル内はバリアフリーで車いすやベビーカーの利用も可能で、途中の3ヶ所の見晴所と終点にあるパノラマステーションから渓谷美が観賞できます。

昔は清津峡温泉から八木沢にぬける清津川沿いの遊歩道からの鑑賞が一般的でしたが、落石事故で閉鎖となり、総工費20億円をかけて1996年に清津峡渓谷トンネルが完成しました。川沿いの遊歩道は現在も通行禁止ですが、上級者向けに山越えの登山道が整備されています。

トンネルは清津川に沿う形で岩山の内部が掘られていて、ところどころに展望用の横穴(見晴所)が設けられ、見晴所から清津峡の渓谷美を鑑賞できるようにつくられています。第2見晴所に設置されているトイレはマジックミラーになっていて、トイレの中からも渓谷の景観が楽しめるようになっています。

トンネルの終点、パノラマステーションでは、床一面に薄く水が張られていて、水鏡のように清津峡が映り込んでいます。また、天井や側壁もすべてステンレス板で覆われているので、川の流れが反射して、不思議な空間に迷い込んだような感覚になります。

ちなみに、パノラマステーションの床に張られた水は渓谷から汲み上げた沢水を使っているので、靴を脱いで水鏡の中に入ることもできます。

清津峡の最大の見どころは、パノラマステーションから眺める“清津川を挟んで切り立つ巨大な岸壁がV字形の大峡谷美”です。

岩肌はマグマが冷えて固まる時に収縮してできた「柱状節理」と呼ばれる、まるで六角形の鉛筆が束ねられたような形状の岩崖と、エメラルドグリーンの清流・清津川は、訪れた人の感動を与えてくれます。

 

 

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どもども

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