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温泉に入る地獄谷野猿公苑の日本猿(スノーモンキー)のイラスト

地獄谷野猿公苑

2021/01/22

外国人観光客が急増中!長野県のニホンザルはなぜ外国人に人気なのか?

志賀高原や湯田中渋温泉郷(ゆだなかしぶおんせんきょう)がある長野県山ノ内町は、ニホンザルが生息する山間地で、冬はとても寒く1年の約3分の1が雪に覆われています。山ノ内町の「地獄谷」エリアで暮らすニホンザルは、「温泉に入るサル」として海外でも有名で「スノーモンキー」と呼ばれています。

温泉に入るニホンザルは、1970年、アメリカの写真雑誌の表紙に掲載され、1998年の長野冬季オリンピックを機に各国のメディアからも紹介されました。また、2006年に国際写真コンテストで「スノーモンキー」を扱った写真がグランプリを受賞するなど、世界的に良く知られるようになると、海外からのツアー客は年々増え続けて、現在では訪れる観光客の半数近くが外国人という人気のスポットです。

地獄谷野猿公苑のイラスト

地獄谷野猿公苑には1年を通してニホンザルの生態が観察できるよう整備されています。近くの温泉郷で人間が入る露天風呂に野生のニホンザルがよく入りに来ていたので、1964年、世界で初めてサル専用の露天温泉をつくりました。

地獄谷野猿公苑 日本猿のイラスト

地獄谷野猿公苑のニホンザルが温泉に入るのは、冬の厳しい寒さに耐えるためなので、季節が暖かくなると積極的に温泉には入りません。しかし、普通の動物園と違って、近距離で野生のニホンザルを見ることができるのは魅力です。地獄谷野猿公苑のニホンザルは人間を怖がりません。観光客から害を与えられたり、餌をもらえないと認識しているので、余程のことがない限り、人間に危害を加えたりはしません。

水蒸気や熱湯が噴き上がる「渋の地獄谷噴泉」のイラスト

国の天然記念物の「渋の地獄谷噴泉」があります。水蒸気や熱湯が噴き上がる様子は古くから地獄として恐れられていて、地獄谷の名前の由来にもなっています。

 

この記事を書いた人

どもども

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